月姫譚-ツキヒメタン-

□07.魔女、登場
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―翌朝―

先日集まったメンバーはあのまま御門家に泊まりこみ、玄関近くの応接室に集まっていた。

跡「気を付けろよ、神楽」

幸「怪我だけはしないでよ?」

『分かってるから心配しないで?時が来たら連絡するから』

幸「了解したよ。じゃあ、俺たちはそろそろ行くよ」

跡「じゃあな」

立海と氷帝は、御門家の使用人の車によって家へと帰還した。




征「…さて、と。俺らも行くか。

精市達も言ってたが、油断すんじゃねぇぞ?」

竜「俺達は暫く動けないからな。
国光、周助、リョーマ、伊織


…神楽を、頼む」


伊「心配すんなよ竜輝。
神楽のことは任せとけ!」

来「頼りにしてるよ、伊織。勿論国光達も、ね」

手「わかっている」

不「神楽は絶対に、僕達が守るよ」

越「神楽先輩は傷つけさせないッスよ!」

『フフフ…
とても頼もしいわね』


竜輝達天帝も、御門家の使用人の車に乗り自宅へと帰っていった。

『…私も支度しなきゃ。ちょっと待っててもらえる?』

不「まだ時間に余裕もあるし、急がなくても平気だよ」
伊「ゆっくり着替えてこい!」

神楽は着替えるため自室へ向かった。

すると、神楽と入れ違いになるように、伊織達のいる応接室の扉をノックする音がした。

「…伊織、いるか?」

伊「いますよ。入ってきても大丈夫ですよ」

伊織の返事に応えるように、扉が開き、声の人物が部屋に入ってくる。

――--…ガチャッ

伊「…お久しぶりですね…






星嗣さん」


星「面と向かって会うのは、半年振りくらいか」

越「あっ…!?」
不手「「!?」」


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