『暑い!』
「そりゃ沖縄やから仕方ない」
『いや、やー(お前)らがじゃ!
んで沖縄のこの気候で平古場はふわふわロン毛!?なぜ甲斐は犬ロン毛!?なぜ木手は蒸れそうなオールバック!?なぜ田仁志!?
なんでこの気候に適した髪にしない!?
この部で涼しそうなのは知念と不知火だけじゃん!?
知念はありがたいことに涼しそうなを越して不気味入ってるけどあとなに!?
本当になに!!?』
「おい、“なぜ田仁志!?”て、田仁志に失礼だろ」
「知念にも失礼ですよ
とりあえず一度謝るべきだと思いますね」
『じゃかーしいわアホ!』
「あれ?やー東京生まれの東京育ちっつってなかったっけ?」
『うっさいわ!
ほんまは東京生まれの横浜育ちなんや!』
「じゃなぜに関西弁!?」
『うっさい甲斐!
鼻フックされたいんか?』
「理不尽!」
『あー!
余計暑くなった!!
刈れ!平古場と甲斐と木手かれ!むしろ抜け!!』
「え、抜け?
なにそれ、永久脱毛しろと?
中学3年にしてもう二度と髪が生える喜びを知れと?」
『いいじゃん。
甲斐はいつか確実に禿げるだろうし』
「勝手に決めつけんなさー!」
『いやいや、この気候と帽子がお前の未来を物語ってるからね
その髪型のまま禿げたら落武者犬だね…ぶふっ』
「いやぁぁああああ!!!」
「甲斐君、落ち着きなさい」
「永四郎…もう無駄やっし」
『とりあえず早く抜きたまえ』
「「断る」」
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