山獄
□夏祭り
1ページ/7ページ
夏祭り
今日は年に一度の夏祭りの日。
浮き足立って獄寺誘いに行ったら、「俺はそんなん行かねー!」だって。
まぁまぁ!って何とか宥めること10分。
漸く獄寺の方が折れてくれた。
「よっしゃ!じゃあちょっと俺んち行くぜ!」
はぁ!?何でだよ!と暴れる獄寺の腕を無理矢理引っ張って、俺は家まで走った。
強引に連れて来たから、獄寺機嫌悪そーに眉間にしわ寄せてたけど、ちょちょいって寿司握ってやったらちょっとだけ眉間のしわが減った。
ホントに寿司好きなのなー
俺の分の寿司も握って、2人でちょっと腹ごしらえ。
獄寺にマグロ横取りされて、あー!ひでぇよー!なんてやってたら、親父が浴衣持って二階から降りてきた。
「折角の祭りなんだし、二人とも浴衣着たらどーでぃ?」
親父の提案に、いいな、ソレ!と賛成する。
俺は俺の部屋に浴衣持ってって着替えに行った。
獄寺は着たこと無いらしーから親父に着付けてもらうって。
獄寺の浴衣姿、楽しみだな!