ザンスク
□耳掻き
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「おいカス、耳かきしろ」
「…はぁ?」
ティッシュ箱と頭にふわふわの毛がついた耳かきを持ってきたボス。そう、ザンザス。
俺の横にティッシュ箱を置き、無理矢理ソファに座らせられると、ボスは耳かきを押し付けながら俺の膝に頭を乗せる。
「う゛お゛ぉい///」
あまりの素早さに俺は一瞬言葉を失うが、状況を理解した途端、顔を真っ赤にしてしまった。
「何してやがる、早くしろ」
髪をぐいぐい引っ張り即すボス。
でも…俺耳かきなんてやったことねぇんだけど…
痛くしたら殴られるんだろうなぁ…何て思いながら、恐る恐る耳かきを耳に差し込んだ。
耳を傷付けねぇように…と、そろそろとやっていると、「くすぐってぇ」と顔をしかめられる。
慌てて強めに引っ掻くと、「痛ぇ」と頭を殴られた。
む…難しい…