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□あけおめ!
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「これ以上晋助に触れるな。貴様の首が飛ぶでござるよ。」
「チッ……。っつーか、どっから入って来たんだよ。」
銀時の呟き通り、突如として現れた万斉はサングラスの奥の冷たい瞳を向けた。
二人はあからさまな殺気を持った視線を交わし合う。
そんな嫌〜な空気を破ったのは、意外にも万斉だった。
「晋助、年越蕎麦を知っているか?」
「……?そんくれー知ってる。」
高杉は拗ねるように頬を膨らませた。
ズバキュ=(*´∀`*)⇒ン
間近でその表情を直視した銀時は、余りのショックに死亡。
「あっ、あれは、実は食べる蕎麦ではなくて、側に居る、の側なんでござるよ!」
何とか堪えた万斉さんは、吃りながら言い切った。
「ふぅーん………でっ?」
「へ?」
心底どうでもよさそうな反応の高杉は、続きの言葉を無言催促した。
『うぅっ、拙者の脳内イメェイジと違うっ…………!』
…………あ、万斉さんについてはノーコメントの方向で。
そんなリアル晋助の反応に困っていると、派手な音をたてて玄関が破壊された。