Present

□Amorous Victim~後編~
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「は?」

何でこのパッツンはここまで俺とアレンの関係に拘るんだ…?
ん?
まさか…

「……ユウ、まさかアレンの事好きなんさ?」
「っ///」

途端に顔を真っ赤にして、思わず六幻の切っ先を俺の額から僅かにずらしたユウの反応に俺は確信した。

「好きなんさ?」
「わっ、悪いかよ!!?」

途端に俺に殴りにかかるユウを立ち上がりながら落ち着かせ、やっぱり思わず気抜けした。

何だ。
こいつら両思いなんじゃねーか…

「で、最初の問いに答えるけど、俺たちはそんな関係じゃないさ。単に相談にのってただけ」
「本当だな…?」
「勿論さv」

体格差からか、少し見上げるように上目遣いとユウは滅多にやらないであろう不安げな声で問われ、ちょっと可愛いなと思いながらも、ニッコリと微笑み、しっかりと頷いた。

問題はここから先。
どうやってこの二人をくっつけるか。
好きだって言ってたぞ、とバラしちゃうていう手もあるけど、それじゃあつまんないさ。
やっぱり自分達で進展して貰わなくちゃな

「で、ユウはそれだけを言うために俺を担ぎだしたんさ?」
「いや…まあ、それもあるが、その…どうしたらモヤシと仲良くなれるのかなとか…」
「………」


…俺はカウンセラーじゃねぇよ!!!

恋愛相談は別でやれ、とは言えず、お天道様がすっかり顔を出すまでただひたすらユウの相談にのっていた。
やっぱり両思いだって教えちゃった方が早かったさ…
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