Present
□Amorous Victim~後編~
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次の日、俺は妙な浮遊感にゆっくりと目を開けた。
「ん…?」
あれ?
何か体がU字になってる気がする…?
「ってユウ!!?」
「うるせェ。他の連中が起きるだろうが。」
そう言われて、慌てて廊下の途中にあった時計を見やると、まだ3時だった。
おい、こんな時間に俺を担ぎ出して何する気なんさ…?
ガチャッ
着いた所はユウの自室。
扉を開けると同時に、何故か俺は床の上に投げ出された。
ガンッ
「いだっ!ちょっ、頭!頭打ったさ!!」
「黙れ」
そう言いながらユウは何故か愛刀の六幻を抜き去る。
「え?ちょっ…何!?」
「答えによっては助けてやろう…お前、モヤシと付き合ってるのか?」