短編小説 U

□sleeping for beauty
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夜更かしは美の大敵。
飲み食いのし過ぎは美の大敵。
それは、彼女が年を経る毎に、口癖の様に言っていたことだった。

確かにそうなのだろうと思っていた。
確かにそうなのかもしれないと。

美しさに固執した彼女は、段々と睡眠時間を増やしていった。


「眠り姫だって、睡眠を取っていたからこそ美しいままだったのよ。」


彼女の言葉が、思い出される。
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