短編小説 U
□この感情は何に似て
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わたしが選んだ道。
わたしが選んだ先。
間違っていたとは思わない。
間違っていたとは思いたくない。
高台に風が吹く。
舞い散る木の葉はあてもなくひらひらと目の前で揺らめき落ちていく。
流されてしまいそうな自分自身を若干冷めた気持ちで嘲笑った。
「…結婚、するんだ?」
目の前でそう問い掛ける彼は、目の前にいても視線が交わらないまま。
柵に体を預け、焦点は遥か夜空の星で結ばれていた。
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