第十章・第十一章・第十二章・第十三章
□第十章・ゾロの嫉妬
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テリィはエレベーターの中でドフラミンゴと手を繋いでいた
ドフラミンゴはテリィを横にご機嫌だ
(やっと二人きりになれた!)
部屋に着いた途端ドフラミンゴはいきなりテリィを抱き締め、キスをした
テリィは最初びっくりしたのもあって少し抵抗したが、そのうちがむしゃらに自分を求めるドフラミンゴが愛しくなり力を抜いた
ドフラミンゴは唇を外し、テリィを見つめた
「会いたかった…
会ってすぐお前にキスをしたかった…」
テリィは黙って微笑んだ
「なのによ〜
…お前、アイツとばっかり一緒で…
なんでだ?(怒)」
「ゾロは僕がいないとダメなんだ(笑)」
「俺だってそうだっ!
ミホークだってそうだろうが…」
「でもディやミホークは大人だし
ゾロは僕よりまだ二つ下の可愛い男の子なんだから(笑)」
「全然可愛いくねえよっ!」
テリィは微笑みながら
「でも…あんなに泣きながら取り乱して僕の名前を叫ぶゾロを見たら…
一緒にいてあげないと可哀想だよ」
「じゃぁ俺がそうしたら一緒にいたか?」
「……でもしなかった
大人だから納得したんでしょ?
だったらゾロのこともわかってあげて」