第七章・第八章・第九章
□第七章・静と動
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ドフラミンゴが帰った後、テリィは考えていた
なぜ、自分は男性に好かれ求められるのか…
わかる訳もなく考え、ミホークを思い出していた
ミホークが海に出て三日…テリィの限界だった
いつ帰ってくるとも分からない人を待つ淋しさは堪えがたいものがある
ドフラミンゴとの楽しい時間の後だけに…
ルフィたちとの楽しかった航海の後だけに…
人肌を感じられない一人の夜は辛かった
深夜、ミホークが帰ってきた
テリィはミホークの髭が好きだった
あの髭が口元や頬、首筋や体、全てに触れる感触が好きだった
眠っていてもその感触で目が覚めてしまう
「ミホーク…淋しかった…」
テリィはミホークと向き合い、顔を手のひらで撫で、甘えるようにミホークの髪をクシャクシャと撫で回しキスをした
(ミホークから離れることなんて今の僕には出来ないよ…)
ミホークはテリィにくちづけながら聞いた
「今日は何をしてた」
テリィはドフラミンゴの話を思い出して急に罪悪感に襲われた