■OTHER■

□第二章・誤解と誤算と誤答
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「でも…
テリィが行かないって言ったらどうするの?」

昨夜の計画会議が長引き、今朝の起床は皆ゆっくりだった

そんな時、
ブランチの用意を手伝いながらのナミのふと思った疑問だった

「「「 !?!」」」
続けて話す

「だって昨日は無理だって断ったんでしょう?
私たちが迎えに行ってもテリィが拒否したら何しに行ったんだかわからないじゃない」

確かに!
誘拐計画を立てたのはいいが
本当に誘拐するつもりではない!

テリィは本気でこの船に乗りたいと思ってるのか?

ルフィの思い込みじゃないのか?

だとしたら
誘拐なんてどころじゃない

拉致だぞ、拉致!

そんな不安が皆の中に沸々と沸いてきたが

当の本人は、
モヤモヤした訳の分からなかった自分の感情が恋だと言われたすっきり感で
朝早くから目が覚め、ご機嫌いっぱいだ

「ちょっとルフィ!
こっち来なさい」

母親に呼びつけられた子供のようにルフィがトボトボ近寄る
ルフィ
「なんだ?ナミ
おれ忙しいんだ」
ナミ
「何が忙しいのよ、
座ってニタニタしてるだけじゃない!」

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